【福岡】海の中道マリンワールドのラッコちゃんがクソ可愛い件について。福岡名物めんたい重もおいしかった

年々、夏が暑く感じる。

昔は夏が好きだった。夏が好きか冬が好きかと尋ねられると、迷わず夏と答えた。
日が長く、長い時間遊べる。夜だって寒くないし夜遊びだってできる。昼間は暑いけど、流れる汗さえ心地良く思えた。

それが今はどうだろう。冬か夏かと聞かれると、もしかしたら冬の方が好きかもしれない。
室内にいるにも関わらず、暑さで体力が奪われていく。仕事が終わって帰宅すると、体のだるさに早く涼しくなれと願う。

これは決して歳を取ったからでない。地球温暖化のせいなのだ。

 

さて、というわけで暑いと求めるのは涼しさである。7月22日、23日の連休。せっかくの連休ならば、どこかに出掛けたい。特に6月は祝日がなかったので、久しぶりの連休だ。

「どこに行くー?」

いつもの彼女との会議で、僕が海の中道マリンワールド水族館を提案した。「どこにしよっかぁ?」と抑揚のない返事をしていた彼女の声が明らかに輝きを帯びた。

「水族館?」
「いいねぇ」

彼女は地元大分の水族館「うみたまご」で年間パスポートを買うくらいには水族館が好きである。
加えて、やはり水族館には涼しげなイメージがある。水に青、見てるだけで涼しげな水生物にこの夏を癒して貰おうじゃないですか。

行くと決まってから彼女がすぐに情報を持ってきた。

 

「海の中道マリンワールドにはラッコちゃんがいる」

 

いま、日本の動物園では4頭しかいない貴重な存在になっているのだそうだ。九州で見れるのはここだけだ。

この話を聞いたとき、僕はへぇーと思ったくらいだったけど、実際に見たラッコちゃんは想像以上に可愛かった。

お昼前にゆっくりと出発した。大分県から高速道路に乗り、いざ福岡へ。海の中道の場所を良く知らなかったんだけど、本当に福岡の北側、海側に位置する。

道中、福岡方面に向かうには定番の山田SAに寄り道した。サービスエリアでの買い食いは旅の楽しみのひとつだ。

僕は卵焼き弁当とずんだソフトクリームを食べた。ずんだとは枝豆やそら豆をすり潰したもののことを言うらしい。

そのすり潰した身だろうか、果肉入りのソフトクリームでとても美味しかった。今年食べたソフトクリームの中ではNo.1だ。たまご焼き弁当も分厚い卵焼きが入っていて美味しかった。おすすめだ。

彼女はお土産に干し柿を買っていた。母の好物なのだそうだ。

 

都市高速を経由して、海の中道へ向かった。連休中なので渋滞も想定していたが、混んでいたのはマリンワールドの駐車場直前だけだった。さすがに駐車場は満車のようで、出待ちが発生していた。ここで20~30分並んだ。

車を降りて、まずは記念に水族館の前で写真をパチリ。館内に入ると水の滝が出迎えてくれた。

順路に沿って進むと、ちょうどイベントの時間だったようで、多くの人だかりができていた。なんだろうと僕らも行ってみると、イルカのショーが始まるところだった。

ただ、席は満席、立ち見客も二重のような状態になっており、イルカのショーが行われるステージを覗くにはなかなかに難しい状況だった。それでもなんとか人と人の隙間を見つけ、観賞する。彼女はスマホを両手で掲げて、その画面を観ていた。そのほうがよく見えたかもしれない。

イルカのショーはうみたまごでは何回か見たことがあるけど、またうみたまごとは毛色が違ったショーだった。なんというか、イルカに乗ったり、イルカのヒレと手を繋いで泳いだり、イルカと人の触れ合いが多いショーだった。水族館によって違うショーの内容も面白い。

最後にはぶっかけタイム(名前忘れた)が行われた。イルカが観客席に飛沫を飛ばすというものだ。前列のお客さんは本当にずぶ濡れになっていた。悲鳴と歓声が湧き上がり、楽しい雰囲気だった。前列でショーを楽しみたいかたは、着替えを用意することをおすすめする。

ショーが終わると、引き続き順路に沿って水槽を見て回った。見たことない生物や、珍しい生物を眺めて一喜一憂するなか、彼女の気をもっとも引いたのは意外にも”トビハゼ”だった。


<※写真は参考>

畳2、3畳分の剥き出しになったスペースに太い流木を置いていて、そのまわりに泥を敷き詰めてある。そこに5~6匹のトビハゼがいた。

トビハゼはちょろちょろと泥水の中を進みながら、たまにその名の通り飛んだ。ジャンプして流木の上に上がったり、逆に飛び降りたりした。水が飛び跳ね、そのたびにチャプンと音を鳴らす。

トビハゼが飛び回るたびに彼女は「気持ちわりぃ~気持ちわりぃ~」と言った。何度もそう繰り返していた。とっても嬉しそうな笑顔で。

あの…、そろそろ次行きませんか?

 

他にも撮影した写真を貼っておきます。ペンギンの集団てなんでこんなに可愛いんだろう。

竜宮城にも連れていってくれそうな大きな亀。

巨大クラゲと水クラゲの動画。

 

 

そして水族館の一番の人気者、ラッコちゃんはというと、順路の一番最後に居た。途中までラッコちゃんいないね、なんて話してたんだけど、やはり人気者は最後にもってくるのですね。

見に行くとちょうど飼育員のかたが餌をやっていた。イカがメインだったと思うけど、それをラッコ特有の仰向けになった態勢で食べていた。

泳いで餌を食べている姿だけでも愛くるしいものだけど、そんな水族館のアイドルが、自分に向かって手を振ってくれたならズキュンと心臓やられますて。手を振っている姿が本当に可愛かった。

 

こうしてブログを書きながら動画を見直してもやっぱりかわいー(*´ω`*)デレデレ

さすがの彼女も、ここにはトビハゼより長く居ました。最後には記念にラッコちゃんのぬいぐるみを購入して海の中道マリンワールドをあとにした。ラッコは世界的にも絶滅の危機あるらしいから、なんとか長く、水族館のアイドルでいてほしいと思う。

さて、楽しんだあとと言えば食事である。これは以前から「福岡に来たらここに行きたい」と彼女が目をつけていためんたい重を食べに行くことにした。

店は福岡の中心部にあり、田舎者の僕らにとっては市街地を運転するのはちょっと怖かったりもするんだけど、ナビを設定して意外とスムーズに行けた。店専用の駐車場があるのかどうかはわからないけど、店のすぐ隣にコインパーキングがあって、僕らはそこに駐めた。駐車場にも困らない。

店内に入ると、まずは芸能人や有名人の多くのサイン色紙が目に入った。たくさん飾ってある。どうやら著名な方が多く訪れるほどには、有名な店らしい。めいたいこは福岡県の名物だしね。

二階に通され、テーブル席に着席した。すぐに入れたけどお客さんはそこそこ多かった。

僕らは二人とも「飯吸セット」を注文した。めんたい重とめんたい吸のセットだ。税込み2618円とそこそこいい値段だ。

めんたい重はとても美味しかった。普段食べているめんたいこと何が違うのかと言うと、柔らかかった。めんたい吸のほうは、もっとがっつりめんたいこの味や風味がするのかと思っていたけど、仄かな感じだった。

味は申し分なかったけど、ちょっと高めの値段設定が気になるかなぁというところ。ただし店はおしゃれだし、芸能人が多く通う有名な店でもあるので、接待やデートなんかには向いていると思いました○

 

お腹も満たされて、帰路に着く。今日はたくさん運転したから、帰ってから飲む酒はきっと旨い。