2月に咲く桜なんてウッソだぁ。またまたご冗談を。桜は春に咲くものであり、2月は冬だ。
雪が降りしきるなか咲く桜は空想の世界でしかない。夏の雪だるまのようなミスマッチ。しかしもしそんな景色が見れたなら…見れたなら…
見れるんです!
というわけで本日は津久見の河津桜を見に行くことにした。桜って2月に見れるものなのですねぇ。
しかしその前に腹ごしらえとして、別府の超人気回転寿司店「亀正」に行くことにした。近くにあるのにいままで一度も行ったことがなかった。その理由はひとつで、毎回長蛇の列が出来ているからだ。
気楽に寄れるようなお店ではない。行くにはそれなりの決意と計画、行動力が必要だ。
亀正がどれだけ人気のお店かはgoogleのレビューからも見てとれる。

口コミ1875件で評価4.3は、わたしのようなレビュー信者を唸らせるには十分な数値だ。スーパーサイヤ人くらい強い。
店は午前11:00OPEN。多少待つことにはなるだろうけど、10:30くらいに行けばいいだろうと悠長に僕らは構えていた。
そしてこれは明らかに亀正の人気をなめていた。
店に到着した頃にには、店の出先ですでに人だかりができていた。入口に順番待ちの紙があるので、そこに名前を書いて待つ。10:30に到着した僕らは47~48番目だった。
11:00に店がOPENし、十数組が入店していった。前にはあと30組。まぁ一時間くらい待てばいいかなと思っていたけど、実際に店に入れたのは13:30くらいだった。10:30には到着していたので実に3時間待ちである(T_T)
待つスペースも6~7人座れる程度でそこまで広くはないので、ひとつの椅子に順番に座ったりしながら、僕と彼女は待った。
亀正に来店するかたは、もっと早く来て順番待ちの名前だけを書き、車で寝とくなりどこかで遊ぶなりするのをおすすめする…。

なにはともあれ店に入れた。カウンター席に並んで座る。お味噌汁はセルフサービスでおかわり自由。彼女がついできてくれた。
メニューは130円皿、180円皿のような感じで、ネタによって値段が決まっている。もっとも高いお皿でも400円かな。中トロなどはこれに当たる。僕と彼女で一皿ずつ頼んだけど、口の中に入れた瞬間にトロの油が広がってとても美味しかった。
他のメニューも色々と注文したが、どれも新鮮で回転寿司とは思えないほど美味だし安い。人気の理由もうなずける。
僕らが店を出る頃にも相変わらず長蛇の列をなしていた。お持ち帰りをしている人もたくさんいた。一体一日にどれだけ売り上げるんだろうね、そんな話をしながら僕らは店をあとにした。
やや、予定より遅くなってしまったが別府から高速道路に乗って津久見へと向かう。ナビを設定して行ったが、河津桜が見れるのは津久見の岬側で、高速を降りてからさらに30分くらいかかる。地元では有名な津久見イルカ島のあたりから、さらに奥である。
本当に桜は咲いているのだろうかと、やや不安な気持ちもあったが、車を走らせているうちにちらほらと山をピンク色に染める色が目に入った。河津桜が見れる場所は一箇所ではなく、いくつかスポットがあるらしかった。
僕らはまずは四浦展望台付近に車をとめた。久しぶりにカメラを持つ彼女を見たが、やはり彼女はカメラがよく似合う。すでに十数人の人がいた。桜を撮影しようと、カメラを持っている人達がたくさんいる。人気スポットなのだなぁと思う。

車に乗り、また別のスポットに向かった。ここで彼女と運転を交代した。僕が助手席でお腹の寿司と桜の景色、海風を魚に少しうとうとして夢見心地でいると、気付いたら見たこともない場所に来ていた。
ぎりぎり離合できるくらいの細めの田舎道の脇に、河津桜が一定間隔に並んで咲いている。海を背景に桜が映える場所を探していたそうで、ここは彼女のお気に入りの場所となった。
なにやら知らない女性と話をしている。その女性も手にカメラを持っていた。カメラ仲間というやつか。すーぐ仲良くなるんだから。




河津桜はソメイヨシノなんかに比べるとピンク色が強い。河津桜も綺麗だけど、また春になったら、白い桜も見に行こう。